中古ユニック車を購入するなら知っておきたい点検に関する基礎知識 中型・大型のトラックは堀野モータース

中古のユニック車に必要な点検1.作業前点検

ユニック車を使用する際は、その日の作業開始前に点検をする必要があります。作業前点検を行う担当者については特に規定がなく、管理者や使用者が行うことが多いです。作業前点検の内容は以下のとおりです。

• 巻過防止、過負荷警報、転倒防止をはじめとする警報装置が正常に作動するかどうか
• 手動レバーやリモコンを操作した際に正確に動き、操作レバーが自動的に中立位置に戻るかどうか
• リモコン本体やスイッチ、操作レバーに変形や破損などの劣化がないか

中古のユニック車に必要な点検2.月次点検

ユニック車を使う業者は、1ヶ月に１回、月次点検を行う必要があります。ただし、１ヶ月を超える期間にわたって車両を使用しない場合は不要です。法的な規則はありませんが、「自主検査資格講習」を修了した方が行うのが望ましいとされています。

月次点検の内容は以下のとおりです。

• ワイヤーロープや吊り具に損傷がないか
• 配線や配線コネクタといった電気系統に異常がないか
• 各パーツにオイル漏れがないか

中古のユニック車に必要な点検3.年次点検

ユニック車を使用する業者は、１年に１回、年次点検をする義務があります。ただし、月次点検と同様に、１年を超える期間にわたり車両を使用しない場合は不要です。年次点検は、「自主検査資格講習」を修了した方が行う必要があります。

年次点検の内容は以下のとおりです。

• 作業前点検と月次点検の内容の再確認
• 耐荷重の確認

耐荷重の確認については、定格荷重と同じ重さのものを吊り下げて、定格速度で旋回や走行のテストを実施します。

中古ユニック車を販売する堀野モータースでは、アフターサービスも万全です。点検・整備など不安な点はお気軽にご相談ください。

罰則を受ける

ユニック車の点検は労働安全衛生法により義務づけられており、違反した場合は該当のユニック車を現場で使用することができなくなります。

50万円以下の罰金

検査の実施や記録をしなかった、異常が判明しても補修しなかった、資格がない者が検査を実施したといった場合は、50万円以下の罰金が科せられるケースがあります。

事故の危険性が高まる

自主点検を怠っている場合、基本的な整備ができていない状態だといえます。車両のコンディションが悪いと事故の危険性は高まります。最悪の場合、人命が失われるといった危険性もあるため、自主点検は必ず行ってください。

社会的信用を失う

もしも事故を起こした場合、社会的信用が失墜します。自主点検を怠っていた場合、非常に激しく非難される可能性が高いです。取引先や提携先との取引がなくなる可能性も少なくありません。

このように、点検を怠ると大きなトラブルへとつながります。中古ユニック車の購入後は、定期的に点検を行いましょう。